人類は衰退しました 4 38冊目
- 作者: 田中ロミオ,山崎透
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2008/12/19
- メディア: 文庫
- 購入: 15人 クリック: 197回
- この商品を含むブログ (188件) を見る
「たぶん、しんだ」
3巻からはうって変わって、というか以前の雰囲気に戻した作風。短編二編。薄い。3→1→2と読んだ身としては、なんの違和感もなく続き物なわけだけど、3巻読んだ後だと、物足りなく感じる人もいるのかなぁと思ったら、3巻は評判いまいちというか割れてるみたいですね。
妖精さん度は、一編目「妖精さんの、ひみつこうじょう」は少なめ。自害するパンとか、人間を支配しようとする鶏肉(首なし)とかちょいグロな笑いがチラホラと見受けられた。ぐぼわぁっ!
二編目「妖精さんの、ひょうりゅうせいかつ」は多め。妖精さんが欝に。いじめが起こったりと黒い妖精さんがみられたのは良かったか。
待ちに待った新刊だけに、もう少し妖精さん分を…と思いもしたが、まぁこんなもんかと。腹八分目というし。
それにしても、「妖精さんの、ひょうりゅうせいかつ」での「四暗刻単騎待ち」描写が謎過ぎて、しばらく悩む。色々なパターンを考えたり台詞を別の意味で解釈してみたりするが、ギブアップ。ロミオは間違っている!俺は正しい!と思うことにする。
あとがきにて、「来年新展開があるかもしれません」とのことで。まさかのアニメ化とかではなく、本編に「新展開」があることを期待します。「妖精さんの、ひょうりゅうせいかつ」を基にした「妖精さんの、くにづくり(くにくにしちゃう)SRPG」なら歓迎ですが。