「ブルーシャンペン」ジョン・ヴァーリイ 09冊目
- 作者: ジョンヴァーリイ,John Varley,浅倉久志
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1994/09
- メディア: 文庫
- 購入: 3人 クリック: 24回
- この商品を含むブログ (44件) を見る
なんか早く返さないとペナルティだよって隣の市から言われたのであんま内容覚えてないブルーシャンペンの感想。それより今読んでいる本、府中や調布が舞台なのだが、「大國魂神社の脇の道を競馬場の方向へすすんで」なんていう描写があるともうリアルに映像が浮び上がっていてウハウハ。作中に出てくる喫茶店とかほんとにあるんだろうか。まぁそんなことはどうでもよくて以下簡単な感想。
「プッシャー」1981年
ロリコンの変体親父が幼女をどうにかしようとして…
ラストはなんだか、高町なのはさんばりに「友達に、なりたいんだ」みたいなオチでおいおいなにさわやかに終わらせてるんだよ俺はだまされないぞあいつはロリコンの変態だ!ってかんじ
「ブルーシャンペン」1981年
メガンが銀河の妖精シェリル・ノームとダブってなんかおかしなことに。作者の長編「へびつかい座ホットライン」が「射手座☆午後九時Don't be late」と被るのも原因か。肝心のブルーシャンペン、なんか浮かんでる球体の水、がうまくビジュアル化しなくてチンプンカンプンなまま終わってしまったのが残念。つくづく読解力がないというか想像力が貧困というか。SF読むのにゃむいてないなぁ。
「タンゴ・チャーリーとフォックストロット・ロミオ」1985年
ブルーシャンペンの続編。これぞSFって感じの、すごくわかりやすく興奮できた。アル中でどこぞの部族みたいな化粧をする実年齢30数歳の幼女が登場。これ一番面白かった。
「選択の自由」1979年
自由に性別を変えられる「変身」ができる世界。といってもまだ社会に浸透しきっているわけではなく、世代によって考え方も違う。そんななかで「変身」をめぐってひと悶着起こす夫婦の話。一風変わったジェンダー論みたいなかんじ?
「ブラックホールとロリポップ」1977年
喋るブラックホールとクローンとして存在する葛藤みたいな。
「PRESS ENTER■」1984年
舞台が「現代に近いアメリカ」ってことで、ほかとは異色な作品。話もミステリのようなホラーのような、しかしあれだ、アメリカってほんとベトナム戦争ネタ好きだな。