虫の音も届かぬほどに冷え切った室内で回る回るプロペラが描くは果たして送る風程に乾く口内に感じる読書という幸せ。ほら、読めよ。ギンギンに冷えた羽毛布団を引っかぶり読むは生きててよかった、夏といえばホラーだろ?

 というわけで、あちーな夏だな、ホラーが読みたいな!な?
 普段自虐的で就職活動中にニートなオイラは面接に行くと2週間は心のケアをしないと-ケアとは現実を忘れて酒を煽り、求人サイトを見ることで「俺って超努力してね?これマジで正社員なんかになった日にはまじ優秀すぎて経営者ビックリじゃね?ふあはははははあ!俺天才!」ってな妄想に浸たることなわけだけれど-次の面接に進めないそんなchauenだけど-chauenってなに?ってよく脳内のファンや脳内のお友達や脳内のマネージャーに聞かれるけど、実はモロッコにある建物がすげー白い街の名前なんだ。って自慢げに語るけどたまたまユーザー登録時に見かけたからテキトウに付けただけなんだとは口が裂けてもいえないけど-これだけは自信を持って、世界中の人間の多分控えめに言っても3分の1ぐらいは同意してくれると思うんだ。あまりに文章が長くなりすぎて、「え?何が?」ってなりそうだからもう一回言うと、
 「夏はホラーが読みたくなるよな?な!?」
 な?

 毎年言ってるんだこれが。「暑いなー!こうも暑いと、クーラーをガンガンに聞かせた部屋で昼間っからホラー小説と洒落込みたいね!ね!?」って。

 でも自分の読書記録(2003年から)を見てみると、そんなこと言ってる割には大して読んでないんだなこれが。もう死んだほうがいいね。一生ニートでいいよ。馬鹿っ。年収130万っ。

 でもでも前向きに話を進めるとこうだ。

 なんだか「夏」を感じて、ホラーが読みたいなー!と思い始めるのが大体6月半ば頃からだろうか。で、こういう風に自分が「夏だなー」と思ってるのってどれくらいまでかな?と改めて考えてみると、9月一杯ぐらいまで?となる。夏って結構長いんだな。そりゃ四季って言うぐらいだから4分の1は夏でいいんだろうけど、4ヶ月も夏だとなんかあんま貴重じゃないような気がしてくる。多分飽きるんだろう。季節の変わり目って結構ワクワクするタイプなのだが、つまりはワクワクするのは最初だけですぐ飽きる、と。だから「夏だ!ホラーだ!」っていう気分はそんなに長続きしないんじゃないかなーと思ったのだけど、よくよく思い返してみると、9月序盤ぐらいまでは「夏ホラーブーム(精神的な)」は続いているようだ。あくまで個人的な気分の問題なのでこれ以上グダグダ言ってもしょうがないから誰か夏に読むホラー小説、もうこの際ホラーじゃなくてもいいから夏に読むといい小説、夏が舞台な、夏が楽しくなる小説とかいうテーマで居酒屋で俺に延々と説法してくれる人いないかな。

 と、まぁここまでが7/8に書いたもので、今は7/21です。

 ちゅーわけで仕切りなおして今まで読んだ夏だぜ!ホラーだぜ!ホラーじゃなくてもいいぜ!な小説をまとめてみろはいわかりました。

条件
1、夏に読んだ
2、夏って感じな小説
3、出来ればホラー

2003
「夏と花火と私の死体」 乙一 
「夏の庭」 湯本香樹実
「悪霊のすむ家 上・下」 小野不由美


2004
「少女怪談」 アンソロジー
「怪談・奇談」 ラフカディオ・ハーン
「Missing 1 神隠しの物語」 甲田学人
「過ぎる17の春」 小野不由美
「HPラヴクラフト全集 1」 HPラヴクラフト
ぼっけえ、きょうてえ岩井志麻子


2005
「Missing 12 神降ろしの物語 中」 甲田学人
「Missing 13 神降ろしの物語 完」 甲田学人
「東京伝説」 平山夢明
六番目の小夜子恩田陸
アクアリウムの夜」 稲生平太郎
「墓地を見おろす家」 小池真理子


2006
なし!!


2007
「球形の季節」 恩田陸


2008
「弁頭屋」 遠藤徹

口ほどにも無さすぎてあきれた。